冷え性対策や代謝アップなど、簡単にできる足指マッサージには様々な効果があります。
『健康は足元から』
足指は足裏と同じくカラダの各器官とつながっていて親指(脳、頸、肝)・人指し指(目、胃)・中指(目、肺、心)・薬指(耳、自律神経、ホルモン)・小指(耳、腎、婦人科)という具合です。
足は第二の心臓と言われるほど全身の血行に関係してきます。
『指の変形による悪影響』
不自然な指の状態で逆立ちや腕立て伏せをするのと同様、足の指が曲がったり、浮き上がったり、寝てしまった状態で歩くと、かかとや足首、ひざ、骨盤、腰、首に負担をかけます。
指が浮いていると、指の付け根とかかとの2点で体重を支えることになり、重心がかかとに乗っていることになります。すると、地面からの衝撃を吸収しきれずに、かかとからストレートにひざ・腰・首へと伝えてしまいます。
『浮き指にも効果があるグーパー運動』
浮き指の対処法として、お風呂に入りながらグーパー運動を行い、親指が踏ん張れるよう稼動域を広げます。また靴の中には免震インソールを入れることで、できるだけクッション性を保ち、身体の上部へ負担がかからないように防ぎます。
グーパー運動(指を縮めたり伸ばしたり)がしっかりできないのであれば足指の機能低下をおこしています。
『足指マッサージで代謝アップ』
足の指をマッサージすることにより、冷えを解消できます。また、代謝アップやむくみにも効果的♪治癒力アップの近道です。
足指をしっかり使えるように縮みをとるように回す、伸ばす、揉むなど適度な刺激を加えることは重心の安定・ムダな緊張をとる・内臓の活性化につながります。
『足指マッサージのやり方』
まず、足指の周りを手でマッサージします。ほぐれてきたら、手の指を足の指の間に入れ、前後に動かします。次に指1本1本を根元から指先に向けてマッサージしていきます。最後に指をグーの形にし、ギュッと力を入れます。慣れてきたらじゃんけんのグー・チョキ・パーの練習をしましょう。
『簡単な方法で疲れがとれる!』
足の指を丁寧に一本ずつマッサージすると血液の流れが促進され、疲れがとれます。指を一本一本右に左に10~20回回すだけです。
『足指塩マッサージで冷え症対策』
足の指先に塩をつけてマッサージすることで、足の指先にある血管を取り巻く自律神経を刺激することができるので、バランスが崩れている全身の自律神経の働きが整い、足の指先の温度が上がります。
このマッサージを行なうだけでも、さまざまなタイプの冷え症の改善が見られます。そして同時に身体のさまざまな症状(肩こり、腰痛、関節痛、不眠、イライラ、疲労感など)が消失した症例も数多くみられます。
(1)粗塩30~40グラムを用意し、それを両手に持ち足指を包み込みます。
(2)足の指のみを手の指を使って、こするようにマッサージを行います。
(3)同じように足の裏側から両手の親指を使って足指のマッサージを行います。
(4)足の指と指の間に手の指を入れ、指の両側のマッサージを片側2分間行います。
これを1日1~2回行います。食塩ではあまり効果的ではありません。塩マッサージの刺激に慣れてきたら、岩塩をこの中にミックスすると良いでしょう。あまり強くすると皮がむけることがあるので、気をつけて行ってください。
『まだまだある足指マッサージの効果』
1、顎の力が抜け、食いしばりによる首のコリ、肩の緊張が取れる
2、身体の底辺が安定することで、姿勢が安定しやすくなる
3、太ももの緊張が和らぎ、足のだるさが取れる
4、足のむくみ解消
5、歩行をスムーズにする
6、下半身に力が入りやすくなるので、腰への負担が軽減される
『お風呂でリラックスしながら』
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マッサージ方法はいろいろありますが、自分に合った方法で、お風呂などリラックスしながらやってみてください。「足が軽くなった」と実感できるはずです。
足の裏や指にはたくさんのツボやリンパがあります。温まりながらほぐすことで血行も良くなり、効果を感じることが出来ると思います。
これからの寒い季節、足指マッサージでしっかり足もみして、元気に乗り越えましょう。
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